スタッフ心得
●第42回日本SF大会とは
第42回日本SF大会は、SFファングループ連合会議の席上、会員の立候補の中から討議決議を経て承認された実行委員会が、運営を行い、年一回開催される、日本のSFコンベンションを代表するナショナルコンベンションです。
第42回日本SF大会は、創始以来、SFファン団体の自主的な運営に任され、運営方法等に形式的な規定はほとんどありません。
とはいえ、今までの実行委員会は、参加者からの参加費と運営権を預託され、ボランティア精神と友愛心に則り、参加者を最大限に楽しませるよう努力してきました。
第42回日本SF大会も、この伝統を受け継ぎ、参加者に、存分に楽しんでもらえる大会を目指しています。
●スタッフの位置付け
第42回日本SF大会のスタッフは、上に挙げたような第42回日本SF大会を実現するために、自らの意志で志願し、参画した、実行委員会のメンバーのことです。
メンバーは自身の意思で実行委員会に参加し、意識的に行動の選択をするよう努めます。
●スタッフの果す義務
1.会議への参加
スタッフは、自らの生活に支障を来たさぬ範囲で、以下の会議・会合に参加しなければなりません。
また、その場合の会議とは以下のものを指します。
・実行委員会の定例全体会議および臨時全体会議
・自分が所属するセクションやワークグループの定例会議および臨時会議
・その他、自分の必要とされる会議・会合
2.運営への協力
スタッフは、自らの生活に支障を来たさぬ範囲で、労力を提供しなければなりません。
提供する労力は、単純作業から専門分野での協力まで多岐に渡ります。
3.連絡の確保
スタッフは、自らの生活に支障を来たさぬ範囲で、実行委員会に、連絡先・緊急連絡先等を報告し、またこの連絡を持続しなければなりません。
引っ越し、電話番号・携帯PHS番号の切り替えやプロバイダ・所属機関の変更によるアドレス変更等は実行委員会のスタッフ管理セクションまで必ず報告しなければなりません。
実行委員会内の友人を通して情報が入るから良いなどと言うことではなく、常に連絡がスタッフ間相互に取れる環境を出来うる限り維持して下さい。
4.業務上の秘密保持
実行委員会の職務上、参加者・ゲスト・スタッフ等の個人情報や、実行委員会内に限定される情報等に触れる機会がありますが、これを不用意に(または悪意を持って)漏洩するなどの、信用を失墜させる行為は厳に慎まねばなりません。
当然、この守秘義務は、大会終了後も続きます。
5.モラルの維持
SF大会のスタッフとして、自負と矜持を持って運営に当たらなければなりません。
自分や実行委員会を辱めるような言動は、つとに慎んで下さい。
●スタッフの持つ権利
1.運営への参画
第42回日本SF大会の運営に参画する事が出来ます。
2.意見の提出
第42回日本SF大会の運営に関して、実行委員会に自分の意見を提出することが出来ます。
●スタッフの登録
1.志願
スタッフへの志願は、スタッフ心得(本文書)を熟読し、その内容を了承した上で、スタッフ登録票を記載し、スタッフ管理セクションへの提出することを以て成立します。
スタッフ管理セクションは、登録票を受理し次第、スタッフを登録します。
2.登録
志願を受けて、スタッフ管理セクションは、SF大会実行委員会のメンバーとして志願者を登録します。
この登録が終了次第、すみやかに、スタッフ名簿・過去の全体会議の議事録集・今後の活動予定等が配布されます。
また、メーリングリスト等の各種連絡・打ち合わせ手段の説明などを行います。
これにより、他のスタッフと同様の会議などでの意見の提出など、活動を開始できます。
また、それと共にスタッフとしての守秘義務等も発生します。
3.専用アカウントの発行
スタッフには、SF大会実行委員会専用のメールアカウント(これをもとにメールアドレスを作ります)が発行されます。
大会の作業のメール連絡およびメーリングリストには、原則としてこのアカウントでご参加いただきます。
メールを使える環境にないスタッフについては、別途、紙媒体での連絡を行います。
その際の通信費は自身でご負担いただきます。
4.大会シグネチャの使用
専用アカウントを使用する際には、所定の「大会シグネチャ」を必ず使用してください。
5.名刺の発行
スタッフ管理セクションで必要を認めた場合は、スタッフ用の名刺の発行を行います。
●脱退
諸処の事情で実行委員会を辞する場合は、書面(メール、FAXも可)で事務局スタッフ管理セクションにその旨を示して下さい。
口頭での辞意表明だけではトラブルの元になりかねませんので、正式な辞意は書面でに限定します。
書式は特に定めませんが、スタッフを辞める旨の明確な宣言と、名前、記入日を最低限明記してください。
脱退に際して、それまで実行委員会から配布された内部資料等の返却は特に求めませんが、処置に困るようでしたら、スタッフ管理セクションに提出ください。
また、脱退後も、スタッフとして知り得た情報に関する守秘義務は無くなりません。
●除籍
第42回日本SF大会および実行委員会の名誉や信用を著しく失墜させるような言動があり、今後も大会運営に支障を来たすことが容易に想像される等、実行委員会のメンバーとして不適切と全体会議で決議、もしくは実行委員長が判断したスタッフは、実行委員会から除籍できるものとします。
除籍に際して、可能であれば、それまで実行委員会から配布された内部資料等の返却を求めます。
これ等資料はスタッフ管理セクションで回収します。
また、除籍後も、スタッフとして知り得た情報に関する守秘義務は無くなりません。
●業務に関わる規定
1.趣旨・方針の統一
スタッフとして行動する内には、どんな第42回日本SF大会を開催するのか、どういうゲストを招聘するのかという問題に関して質問を受けたり説明しなければならない場面が多々発生します。
その基本的な点については、公式ステートメントとして纏めていますので、そちらを参照して下さい。
公式ステートメントは、第42回日本SF大会が、どういう根拠で、どういう方針を立て、どうやって運営してゆくかという、外部に対しての公的な説明ですので、常に目を通すようにしておいて下さい。
2.報告の義務
スタッフは、実行委員会を代表して行動します。
そのため、独断は絶対に避けなければなりません。
このため、アイデアはまず部門ごとに諮り、その許諾の元に交渉等を開始して下さい。
部門内での判断が不可能な場合は、全体会議に諮って下さい。
また、その交渉内容は、逐次報告し、全体との調整を怠らないようにして下さい。
3.権限逸脱の禁止
スタッフは、様々な交渉上、交渉相手から、いろいろな条件や要望を提示されることがあります。
そして、その条件が、交渉担当者の判断権限を超えることも、多々、発生します。
こうした場合、独断をせず、その条件に関する交渉を一旦凍結して、提示された新条件を実行委員会に持ち帰って下さい。
交渉を延ばせずに、企画が一つ立ち消えになっても、「縁がなかった」だけのことですが、ゲストや協力していただく企業に対して、個別に待遇が変わったとしたら、それは、大会全体に影響を及ぼしてしまいます。
権限の逸脱は絶対に避けて下さい。
4.決裁権の範囲
スタッフの仕事は、仕事ごとに、費用の決済範囲があります。
各員の決裁権は、この仕事ごとに与えられた範囲内に限定されています。
決済権は各セクションリーダーにあります。
決済権を持たないスタッフが支払いを行う場合は必ず決裁者の承認を得てください。
また、領収書の宛名は必ず第42回日本SF大会実行委員会としてください。
5.役職
スタッフの役職は、必要に応じて増減させますが、基本的にセクションの立ち上げとセクション・リーダーの任免は、実行委員長判断で行います。
またセクション内のワーキンググループの任免はセクションリーダーが行います。
●親睦事業
スタッフは親睦として以下の事を行います。
・スタッフが結婚したとき、スタッフ一同として祝電を送る。
・スタッフが1週間以上、病気または怪我で入院したとき、スタッフ一同として見舞い金5000円を出す。
・スタッフおよびスタッフの父母、兄弟、配偶者が死亡したとき、スタッフ一同として弔慰金5000円を出し、弔電を送る。
上記事業に該当する場合は、スタッフ管理セクションまで連絡してください。
必要金額は、スタッフ登録者で頭割りし、スタッフ各自が負担します。
また、その徴収はスタッフ管理セクションが行います。
スタッフ心得別紙
●専用アカウントとシグネチャ(メール署名)について
※ アカウントとは、********@t-con2003.gr.jpというメールアドレスの*****の部分を指します。
※
1)専用アカウントとプライベートアドレス使用について
プライベートアドレスでの、大会スタッフとしてのメールのやり取りは、おすす
めしません。
専用アカウントで、個人的なメールのやり取りをすることは特に制限しませんが、スタッフとしての自覚を持って利用するようにしてください。
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大会メールアドレス
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
********@t-con2003.gr.jp
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
2)シグネチャについて
「大会シグネチャ」の詳細は、下記の通りです。これはアドレスを発行する際にもご連絡いたします。
これは専用アカウントに必ずつけて使用してください。
大会シグネチュア(公式メール署名)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
============================================== |
+−+−+ 第四十二回日本SF大会 |\
|T|3| T-con 2003 とちぎSFファン合宿 | |―
この3行は固定
+−+−+ 実行委員会 |/
|――― 1行あける
■■■■スタッフ |――― 肩書き
●● ●● (本名:○○○○) |――― 名前
――――――――――――――――――― |――― 区切り行
E-mail ********@t-con2003.gr.jp |――― メールアドレス
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ |\__ 個人の情報
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ |/ (有無は自由)
――――――――――――――――――――――― |――― 区切り行
公式Site http://www.T-con2003.gr.jp/ |――― この行は固定
============================================== |
肩書についての具体的な例
セクションやワーキンググループが決まっていない場合
「スタッフ」
セクションやワーキンググループが決まっている場合
「渉外」「渉外担当」「渉外スタッフ」「大会演出」「大会演出担当」
「大会演出スタッフ」「大会演出セクションスタッフ」
「総務」「総務担当」「総務スタッフ」「スタッフ管理」「スタッフ管理担当」
「スタッフ管理セクションスタッフ」
何ヶ所かの作業をしている人
「スタッフ管理、キッズコン、障碍対応」「スタッフ管理・大会演出担当」
「企画・大会演出 スタッフ」
特殊な例
「実行委員長」「副実行委員長」「企画統括責任者」「スタッフ管理責任者」
「プログレス作成チーフ」「スタッフ管理セクションリーダー」
など
【例1】いろいろ書込む人の例
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+−+−+ 第四十二回日本SF大会
|T|3| T-con 2003 とちぎSFファン合宿
+−+−+ 実行委員会
スタッフ
神北 恵太 (本名:内田英夫)
―――――――――――――――――――
E-mail kamikita@t-con2003.gr.jp
Tel. 048-***-**** Fax. 048-***-****
携帯 090-***-*****
―――――――――――――――――――――――
公式Site http://www.T-con2003.gr.jp/
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【例2】最低限しか書かない人の例
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+−+−+ 第四十二回日本SF大会
|T|3| T-con 2003 とちぎSFファン合宿
+−+−+ 実行委員会
渉外担当スタッフ
山田 剛也
―――――――――――――――――――
E-mail y-takaya@t-con2003.gr.jp
―――――――――――――――――――――――
公式Site http://www.T-con2003.gr.jp/
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3)広告用シグネチャについて(使用の規定)
これはプライベートアドレス使用時に使用できる広告です。
(プライベートアドレスには専用シグネチャを使用しないでください)
大会の連絡で使う正式なシグネチャー以外に、私信の時に、大会の告知を行うためのものです。使用の義務はありませんが、CIの効果を狙い、イメージを統一します。
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+−+−+ 第42回日本SF大会 T-con 2003 とちぎSFファン合宿
|T|3| ____________________________
+−+−+ /
T-con 2003 / 開催日 2003年07月19日(土)〜21日(祝)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 開催地 栃木県塩原温泉
会場 ホテルニュー塩原
参加費 2泊3日の宿泊費込で 40,000円
申込は 公式Site http://www.T-con2003.gr.jp/
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■■■■■■■■■■■■■■文章エリア■■■■■■■■■■■■■■■
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上部の文言は不変とします。変更可能な領域は、下部文章エリアのみです。この文章エリア用の文章は、大会演出セクションから、季節や大会準備の進捗に併せて用意します。それをそのまま使っても、変更しても、継ぎ足しても、全く使わなくても可としますが、0〜5行内に止めてください。
自分で変更した文章について、問題ないかなど、自信のない場合は、直接、大会演出にご質問ください。
※参加費は仮金額です。決定ではありません。
■文章エリアに入れる文言■
以下は全て例です。
日本SF大会は、40年以上も、各地のSF(空想科学小説)のファン達に
よってボランティアードに持ち回りで開催され続ける、日本最大の、歴史あ
るSFイベントです。 私もスタッフとして、参画しています。
毎日寒いですね。あったかい部屋で読むSF。至福の時。その思いの丈を
夏の塩原で共に語りませんか?T-con 2003 とちぎSFファン合宿は、あな
たの思いや憧れを、いっぱい集めて輝きます。
おかげさまで、2001年の日本SF大会で、T3の案内書送付サービスに御
登録頂いたのは、約300名。案内書送付サービスは、2002年春の受付開始に
合わせて、大会案内書を登録者にお届けする、無償サービスです。
ついに受付開始です。公式Siteからのオンライン受付が簡単です(クレジ
ットカードが必要)。カードや通信環境のない方は、もちろん郵送申込でO
Kです。
星雲賞のノミネートが、公式サイトに掲載されました。星雲賞についての
詳細も含めて、是非、サイトを御覧下さい。
●ML使用に関して
「セクションリーダー」は、自分のセクションのMLを立ち上げてください。
必ずしも自分で立ち上げなくても結構ですが、その場合はスタッフ管理セクションに相談してください。
ワーキンググループに関しては、必ずしも個別にMLを立ち上げなくても結構ですが、その場合は所属するセクションリーダーに相談してください。MLを立ち上げる場合は、必ずスタッフ管理セクションに相談してください。
「指示だし」は、必ずML上でしてください。
そのほかの手段での「指示だし」について制限するものではありませんが、その場合でも“記録に残す”ために必ずML上での「指示だし」もしてください。
指示を受けたものは、必ずその「報告」を指示を受けたML上にするようにしてください。
そのほかの手段での「報告」を制限するものではありませんが、その場合でも“記録に残す”ために必ずML上での「報告」もしてください。
それ以外のMLでの話題に関しては、そのセクションあるいはワーキンググループの責任者のポリシーを守ってください。
●名刺について
交渉等で外部と接触する必要のあるスタッフは、各員、スタッフ管理セクションに専用書式にて申請して下さい。
書式はスタッフ管理セクションに請求してください。
(ここに名刺の具体例を)
名刺は統一したデザインで作りますので、勝手に作成しないようにお願いいたします。
名刺発行は有料で、100枚あたり1000円です。申請から10日程で引き渡します。
遠方スタッフで郵送を希望する場合は、別途、送料がかかります。