大きな舞台があるのが「１」の特徴。また、１が一番大きく作ってある。

　「松」「竹」にない「梅」の特徴は、厨房から直に通じる裏動線を持っていること。便利な反面、「松」・「竹」の窓が大きく開放的な会議室としてのイメージはない。

　「梅」の特徴は、「松」「竹」と違い横幅が広いので、区切って使う時に「２」・「３」の舞台が、横方向（表動線から見ると座敷の奥側）に作られていること。この二つとも跳ね上げ式の舞台。

　左と少し角度を変えて撮ったもの。「２」は中間の部屋のため、左右が天井までの大きな可動式壁になっていることが判る。

　「梅の１」の舞台は、和座敷を主に考えられているため膝高の低い物になっている。ぱっと見に「梅の間に、なぜ松の絵？」と思うが、奥行きといい、小振りだがちょっとした能舞台様式に設えられていることが見て取れる。

　「２」とそっくりだが舞台向かって右手の壁面の形状から、可動式でないことが判る。